マジョリカマジョルカは私を魔法少女にする

 女子高校生にもなって魔法少女なんて言っていたら笑われるかもしれないが、マジョマジョは私を魔法少女にする。正確にはそんな気分になっているだけかもしれないが、私がそうなっていると思えばそうなのだ。

 

 まず、あのデザインが普段はいびきをかいている女の子心を叩き起こす。魔法少女を本気で信じていたあの頃を思い出す可愛らしさがJKの今でも楽しめる雰囲気になっている。可愛い。

 次に、キャンメイクと比べると少しだけ高いところも1つの大きな魅力だ。せいぜい数百円の差なのでデパコス使いには大して差はないように見えるが、お小遣いの身分には大きく響く差である。その数百円が生みだす特別感が私を魔法少女の幻想に導く。

 何よりも、私はマジョマジョのネーミングセンスが好きだ。好き嫌いが別れるかもしれないが、私はあのネーミングセンスが好きだ。特に恋コスメとして有名な「マジョロマンティカ」は直球で私の心を射抜く名前だ。可愛いが止まらない。

 

 ……と好き勝手に語り倒したが、自分の持つ化粧品に占めるマジョマジョの割合は決して大きくはない。もっとマジョマジョの化粧品が欲しいが、それはまた少しお金が貯まってからになるだろう。